まぶたのたるみを解消するためアレコレ
まぶたがだんだんたるんで、ハリを失ってきたことに悩んでいるなら、早めの対策が重要です。
まぶたのたるみの原因は?
歳を重なるにつれて重くたるんでくるまぶた。どうにかしたいとお考えではないでしょうか?30代を越えると急にたるみが気になってきた方はきっと多いはずです。まぶたや目元の皮膚がだんだんハリを失ってきて、たるんできてしまうのです。くっきり二重だったはずなのに、いつのまにか奥二重のようになってしまうことも……。
まぶたがたるむ原因はいくつかあります。まずは加齢による筋肉の衰えです。特に目の周りを支えている皮膚のハリが加齢により失われ、眼輪筋が衰えてくると、まぶたをささえることができなくなってしまいます。まぶたの脂肪が増えることで、眼輪筋の衰えたまぶたは、ますますたるみやすくなってしまうのです。また、元々まぶたの皮膚は薄く保水機能が弱いのです。ただでさえ少ない保水機能が、加齢とともに低下していくと乾燥しやすくなります。乾燥することでますますハリが失われていきます。
こういったたるみは、アイメイクやクレンジングのさいにまぶたに刺激があったり、目をこするくせなどで悪化します。さらにストレスや紫外線、パソコンやスマホの三杉によるブルーライトの刺激なども要因となります。目の疲労をためず、刺激を与えず、眼輪筋を衰えさせない工夫が、目のたるみ対策には必須なのです。
目元のたるみ解消で老け顔克服!
まぶたがたるんで下がってくると、目が小さく見えてしまいますし、疲れた印象になります。それだけではなく、何となく老けたような印象を与えてしまいます。実際に、まぶたがたるんでいる場合、正常な状態よりも三割も小さく見えることになります。とうぜん、たるんでまぶたが落ちてくる分視界も狭くなり、目を見開けば額にしわができる原因にもなってしまいます。ますます顔が老け込んでしまうわけです。
まぶたのたるみはしわの原因にもなってしまうので、少しでも改善していきたいですよね。いますぐできるケアとしては、ツボ押し両方があります。眉毛の中央、少し下にある「魚腰」というツボは、軽く指で押さえて眉をあげるようにしてマッサージすると効果的です。眉間の下で目と目の間にある「晴明」、両目の中央下側にある「四白」、「四白」の外側にある「球後」、目じりにある「瞳子りょう」も目元にハリを取り戻すツボ。目元の薄い皮膚に刺激を与えすぎないよう、軽い力で5秒ほど、何回かにわけでマッサージをします。
まぶたのたるみには疲れ目も原因となります。なるべく睡眠もたっぷりととりましょう。良質な睡眠は肌の調子をととのえるため、結果的に皮膚のハリを取り戻すことになり、老け顔改善に多大な効果をもたらします。
目の力を取り戻す眼輪筋エクササイズ
目元の皮膚がしわにまでなってしまうと、若々しいハリを取り戻すのはよういなことではありません。加齢とともに、肌のコンディションはどうしても維持するのが難しくなります。しかし、顔の筋肉は何歳になっても鍛えることができるのです。もちろん、目元の眼輪筋も、エクササイズをすることによって筋力が蘇ります。
眼輪筋エクササイズの方法は簡単です。まず、まぶしい時くらいのつもりで目を細めます。次に目を閉じて、人差し指と中指で、目頭と目じりを抑えます。この時、斜めではなく真横に引っ張られるように力を加えるのがポイントです。このまま眼球だけを動かすイメージで、上、下、ぐるっと回転とエクササイズをしていきます。この時、なるべく眉毛は動かさないようにしましょう。
しわができないように額を手で押さえて、思い切り目を見開くエクササイズや、左右それぞれで大げさにウインクをしてみせるといったエクササイズも有効です。重要なのは、とにかく眼輪筋を動かすこと。眉を上げすぎると額にしわが寄ってしまいますので、眼輪筋より上には力を入れないくらいのつもりで、意識してエクササイズしてみましょう。
パソコンやスマホに向かっていると無表情になることが多く、表情筋は衰えてきます。眼輪筋だけではなく表情筋を鍛えて、顔全体の印象を上げるためにも、なるべく笑顔を心毛手おきたいですね。
目元・まぶたのたるみを解消する肌ケア
まぶたのたるみは乾燥が大きな要因となりますので、お肌の保湿ケアが重要になります。特にアイメイク・クレンジングは日常的に肌の刺激となります。クレンジングは肌に優しいものを選びましょう。また、アレルギーや花粉症をお持ちの方は、知らないうちに目をこすってしまう癖がついていることがあります。とうぜんながら目をこする行為は強い刺激となりますので、まぶたのたるみにつながってしまいます。かゆいと思っても、ぐっと我慢して目をこすらないようにしましょう。その方が目の充血もひどくならずに済みますね。
また、目の下から顔、首へと老廃物を流すようにリンパマッサージをすることも有効です。この時、指の動きが刺激にならないように、柔らかいテクスチャのアイクリームを使用すると、負担を最小限にすることができます。リンパマッサージをしない場合でも、目元の保湿ケアにおいてアイクリームはひとつは持っておくべきアイテムでしょう。
意外に忘れがちですが、紫外線もまぶたにとっては刺激となり、乾燥肌に繋がってしまいます。夏場は紫外線を意識する方は多いですが、冬場は意識していない方も多いはず。実際には冬でも紫外線は変わらず降り注いでいますし、室内にいても紫外線から完全に逃れることはできません。年中きちんとUVケアをしておくことは、まぶたのたるみだけではなく、お肌全体の美容にもおすすめですよ。